自律神経失調症とは?
私たちの体は外からの刺激に対して体内の状態を一定に保とうとする働き(恒常性:ホメオスターシス)があります。この働きを担うのが自律神経で、内臓、血管の収縮・拡張、ホルモン分泌などすべての器官を調整しています。言い換えると、心臓を動かしたり汗をかいたり、自分ではコントロールできない自動的に働く神経のことを言います。自律神経は活動する神経といわれる『交感神経』と、休む神経といわれる『副交感神経』の二つに分類され、必要に応じて自動的に切りかわることで体がバランスよく機能しています。
ところがストレスなどの刺激が長時間続いたりすると、自律神経がそれを排除しようと頑張るあまり、バランスが崩れてしまい自律神経失調症を起こします。
21世紀の現代社会において私たちは常に外からの刺激を受けており、精神的・肉体的疲労を自覚されている方も多いと思います。外からの刺激とは、例えば仕事などの社会的ストレス、人間関係の悩み、恐怖心などの精神的なものだけでなく、暑さや寒さ、睡眠不足、騒音、痛み、けが、女性ホルモンの影響など多岐にわたります。
また症状も、頭痛・めまい・不眠・息苦しい・嘔吐・肩こり・倦怠感・食欲不振・下痢・便秘・腹痛・背中の痛み・腰痛・手足の冷えやしびれ・女性の方は月経痛・月経不順など多種多様です。症状は一つだけでなく、いくつか重なって症状が現れたり、症状が出たり消えたりする場合もあります。これらは自律神経系の様々な種類の自覚症状なので、症状の現れ方が非常に不安定なのもそのためです。
病院で検査しても異常が見つからないのに、上記のような症状が続く場合は自律神経失調症の可能性があります。